☆☆☆司法試験からの転向で、一発合格☆☆☆

密度の濃い15ヵ月間  受験回数/1回 池田 義幸さん
@司法書士を目指すまでの生活
 私は、大学・大学院時代を通して、司法試験の勉強をしていました。しかしなかなか合格できず、あきらめて、いったんは、法律事務所など法律関係の仕事に就職しようとしました。ところが社会人経験のなかった私を採用してくれる事務所は、なかなか見つかりませんでした。仕方なく2年ほど、法律とまったく関係のないアルバイトで生活していました。しかし、このままアルバイトで一生を終わるのはよくないし、そのためには何か資格が必要だと思っていました。

A司法書士を目指した理由
 私が司法書士を目指したのは、アルバイト時代の知人に、昔司法試験を受けていたことなどを話したときに、司法試験はだめでも司法書士を目指してみたらどうかといわれ、そういう道もあるのかと思ったことがきっかけでした。もともと民法には自信があったことと、法律関係の仕事に就きたかったこと、どうせ同じがんばるのならアルバイトよりも司法書士のほうが面白いだろうと思い、司法書士を目指すことにしました。

BLECを選んだ理由
 司法試験受験時代は別の予備校を利用していたので、気分を変えるために別のところにしようと思っていました。LECを選んだのは、一番有名だったことと、2年のブランクがあったので、なるべく初心者向けの講座が充実しているところがよいと思ったためです。

C講座・担当講師を選んだ理由
 民法には自信があったとはいえ、アルバイト時代にはまったく勉強をしておらず全科目について基礎からやり直したいと思い、新15ヶ月合格コース2006春生を受講しました。また、池袋本校を選んだのは、通学の便がよいこと、首都圏のほうが講師のレベルが高いと思ったからです。

D新15ヶ月合格コースについて
@全般的な感想
 メインの講座(ベーシック講座・パーフェクト講座)の先生は、一言で言うと、ピンポイントで重要な部分を指摘していくという感じでした。具体的には、講義ノートにキーワードが書いてあり、その補足説明を余白に書き込み、さらに講義中に参照した教材(ブレークスルー)のページ番号を書き込むという感じで講義が進んでいきます。復習時は、講義ノート、ブレークスルーを授業でやった順番どおりに読んで、その回の講義で指定された過去問題集(合格ゾーン)を解くということをやりました。やらなければならない作業がはっきりしていたので、何をどのようにやればよいかわからないといったことはあまりなかったです。
 そのなかでも、特に一番重要だと感じたのは、やはり講義をよく聞くことだと思います。講義をよく聴いて、講義ノートの余白に説明事項、テキストのページ番号を書き込むことで自分でノートを作る労力を省くことができます。それによって、内容の理解や、何回も繰り返す作業に時間を当てることができます。なので、講義を休んだり、聞き漏らしたりするのが一番やってはいけないことです。

A科目別の感想
 自分が勉強時間を多くとったり、重点を置いたほうがよいと思った順番で、AからHまで並べてみました。

A民法
 イメージがわきやすく、とっつきやすい科目のように見えますが、じつは分量が膨大で、奥の深い科目だと思います。後にやる不動産登記法も、実は半分近くが民法だったりするので、他の科目(特に不動産登記法)をやるときには、関連する民法に立ちかえる必要があります。

B不動産登記法
 民法とは正反対で、とっつきにくい科目です。しかし、民法の基礎ができていればそれほど恐れることはないと思います。ただし、申請書の書き方など暗記事項が多いので、手で覚える必要があります。また、書式試験もあるので、その形式になれるための答案練習会、過去問演習が不可欠です。

C商業登記法
 書式試験対策が一番難しいと感じました。申請書の書き方、添付書類等の暗記事項もさることながら、登記できるものとできないものの見極めが重要です。書式の過去問は、改正で影響を受けたところとそうでないところの区別が正直よくわからなかったのでまったくやりませんでした。

D会社法
 内容的には条文の要件の暗記につきると思います。会社法の条文は複雑に見えますが、しかし後の商業登記法で同じ内容を繰り返すことになります。そこで、商業登記法で出てくる条文から暗記していくのが効率のよいやり方だと思います。

E民事訴訟法・執行法・保全法
 理論的な内容(訴訟物理論、争点効など)に立ち入らず、手続的な事項(即時抗告の可否など)の暗記がメインです。また、判決による登記など不動産登記法とも関わってくるところなので、意外と手を抜けない、重たい科目だと思います。

F司法書士法・供託法
 供託法は、過去問の選択肢がそのまま出たりすることもあるようなので、合格ゾーンをメインに復習するとよいと思います。司法書士法は、正直あまり手が回りませんでした。講義ノートと答練の問題の復習しかしませんでした。

G刑法
 本当は難しい科目です。しかし、学説の対立に立ち入るというよりは、判例の結論、条文を抑えるほうに重点があるようなので、あまり深入りしなくてもよいと思います。

H憲法
 これも、本当は難しい科目ですが、しかし司法書士試験ではとても簡単です。講義ノート、ブレークスルーの復習をメインにしておけばよいと思います。ただし、直前期に条文を覚える必要があります。

Eカリキュラムについて
 私は、週3回の春生のコースを受講しました。はじめのうちは、週3回の授業は楽だと思っていましたが、9月の中ごろから書式用の講座(書式解法ベーシック講座)がはじまり、10月からは初心者向けの答案練習会が始まるなど、週4,5回くらいになると、余裕はなくなり始めました。また、内容も不動産登記法になると覚えるべき事項が倍増し、復習だけで手がいっぱいになり、答練のための準備は手薄になりがちでした。しかし、答案練習会は先延ばしにしないほうがよいと思います。なぜなら、先延ばしにしても本試験までこれから先に余裕ができることはないからです。むしろ答練なので積極的に間違える、できないことを自覚するために受けると割り切って受験しました。

 そして、3月の終わりでメイン講義が終了します。この時点で、前年の5月の初めのころに聞いた事項と3月の終わりに聞いた事項が、同じように鮮明に思い出せるようになっていることが、ある程度要求されます。したがって、復習を時間がある限り繰り返しておかなければなりません。
 4月以降は、より本試験に近い答練があります。この答練ではメイン講座では必ずしもやっていないような事項も出題されるため、点数がどれほど悪くてもあせらないほうがよいです。自分は、択一の問題を解くときには、選択肢を読んで少しでもわからなかったり、何かいやな感じがしたものには黄色でチェックをつけ、間違えたものについては赤色でチェックするということをして、とにかく自分に足りていないのは何かをできるだけはっきりさせるようにしました。また、間違えた問題については、答練の解説に関連する過去問がかいてあるのでそのつど過去問をもう一度ときなおすというようなこともやりました。
 スケジュールはあとのほうになればなるほど厳しくなるので、予習よりも復習を徹底すること、スケジュールを先延ばししないことが重要だと思います。

Fブレークスルーについて
 講義中にブレークスルーの重要部分をチェックするように指示されるので、おもにそのチェックした部分を読み返しました。また、ブレークスルーの表はかなり詳しく分類されているのでかえって覚える対象がつかみにくいときもあります。そのために、余白部分に簡略化した表を書きこんだりするようにしました。また、答練でわからない、あるいは気になった問題についてもブレークスルーをしらべ、関連情報にマーカーでチェックを入れたりしました。以上のように、ブレークスルーは、はじめから終わりまでとおして読むというよりは、辞書を引くような形で活用しました。

G担当講師について
 メイン講座の先生は、ポイントを絞って、順を追って説明していくという感じだったので、自分にとってはとてもわかりやすかったのと、聞いていて苦痛を感じることが少なかったです。話すスピードはゆっくりとした印象で、なんだかよくわからないが、そういうものなのかと思わせる説得力を感じました。また、普通に考えるとこうなるはずなのに、なぜかこうならないというイレギュラーな部分を特に強調していたので、へんに深く考えすぎないで素直に覚えることができました。また、講義のはじめには必ず前回の講義の簡単な復習をしてくれたので、何度も同じことを短時間に繰り返すことができました。

Hフォローアップ制度の利用方法について
 メイン講座の先生によるサイトで、授業の概要、気をつけて覚えるべき事項の指摘がされていたので、簡単に復習ができます。また、過去の講義の概要(2005年度以前の講義の概要)なども掲載されており、これからの講義の進み方も確認できます。無料録音は一時的にやっていました。しかし、2時間かけて聞いたことを2時間聞きなおすのは時間が無駄だと思い最終的にやめました。

Iこれから司法書士試験を目指す方へのアドバイス
@択一試験について
 択一試験で重要なのは、選択肢の正誤を自信をもって判断できることだと思います。5つの選択肢のうち2つが判断できれば正解が出せる場合が多いからです。そのため、選択肢を読んだときにはっきりとわかるのか、そうでないのか、わからない場合には何が足りないかをそのつど検証するようにすべきです。そうすると、問題を一目見てとくことができ、迷う時間を短縮できます。

A書式試験について
 書式は、解く手順を決めておくことが重要だと思います。問題文のどこにチェックをつけるか、どの部分をどの順番で読むのか、どのタイミングで、どのような図をどこに書いておくのかといったことを普段から練習しておくと、本番で威力を発揮します。

B全般的な感想
 司法試験に比べると、あまり深く立ち入らないので簡単に思えますが、しかしそれほど楽ができるわけでもないという印象です。なぜそうなるのか、とか、どの説がよいのかというようなことはそれほど重要ではなく、むしろこの場合にはこうなるということをたんたんと覚える作業が中心でした。当たり前のことは当たり前なので覚えるというのが早道のような気がしました。
また、正直なところ、自信を持って万全の体制で本試験を迎えたわけではありませんでした。しかし、今のままでいたいのかを考えると、どうしても前に進みたいと思い、いかに1つでも多く確実に判断できることを増やせるかを考えるようにしました。

J使用したテキスト
 ブレークスルー、ポケット六法、合格ゾーン、書式の過去問集として法学書院『司法書士試験不動産登記書式』

2007/12/30(Sun)


☆☆☆過去の合格体験談で、大好評☆☆☆
 樋口クラスの中では、もっとも参考になった!とされる体験談です。

強い気持ちを持って、合格を目指す  幸野 豪さん 受験回数/1回
<はじめに>

 私は大学では法学部に在籍し、入学当初は司法試験を考えていました。しかし司法試験には論文試験があり、自分には厳しいと思い、あっさりと挫折しました。しかし法学部に在籍したからには法律関係の資格を取得したいと思い、何かないかと考えていたところ、司法書士という資格があることを知り、弁護士よりも身近な法律家であるところに魅力を感じ、「今度こそは最後までやりとうそう」と意気込んでLECに通うことを決めました。
 LECを選んだ理由は、パンフレットが見やすく、カリキュラムが良くわかり、これなら短期で合格することができると思ったからです。また、かなり高い合格占有率を有していたことも理由の一つです。この選択が非常に良い方向に物事を進めてくれました。

<新15ヵ月合格コースとブレークスルー>

 私は平成14年の10月から、池袋本校で新15ヵ月合格コースを受講することになりました。初めの1ヶ月くらいは週3日のペースで講義がありましたが、その後、精選答練<基礎力完成編>・体系書式講座<基礎演習編>が始まるまでは週2日のペースで講義がありました。週2日というペースは初学者にとっては講義の復習をするのにちょうど良いペースでした。初めのうちは何かと復習に時間がかかるからです。私は法学部に在籍していたとはいえ、ほとんど初学者に近い状態でしたので、講師の方が分かりやすく説明し、基礎から合格レベルに引き上げてくれるこの講座は最適な講座でした。受講の仕方ですが、私は特に予習をせずに、復習だけをやっていました。何も分からないのに予習をしても仕方がないし、変な先入観を持たせる恐れがあるからです。

 このコースで使用するブレークスルーテキストは本試験に出題される事項がほとんど網羅されています。また、図表も多く用いられているため、視覚的にも見やすくなっています。テキストを読むことをメインに勉強を進めたいという方には、うってつけのテキストではないかと思います。

 また、私が受講していた樋口クラスでは、樋口講師が携帯のメールで質問を受け付けていたので、講義の後、分かったつもりでいたのに、いざ復習してみると分からないといった時には、すぐに疑問を解決することができました。質問メールをした後、早いときには1分もしないうちに返事が返ってくる、というのが何よりもありがたかったです。

<択一科目別勉強法>
【択一科目勉強法】
(1)民法
 司法書士試験で最重要科目であることは間違いありません。本試験の午前の部で21問出題されていますし、何よりも民法が理解できないと他の科目(特に不動産登記法)も理解できないからです。
 私はまずは講義の終わったその日のうちに復習をできるだけ進め、講義でやった部分が終わったら合格ゾーンをやりました。講師の方が毎回合格ゾーンの範囲を指定してくれたので、次の講義までにその箇所を2・3回繰り返しやっていました。また、講師の方が、初めは合格ゾーンは解くものではなく読むものだ、とおっしゃっていたので、問題をみたらすぐに解説を読んでいました。これはどの科目でも当てはまるものです。

(2)商法
 出題部分はほとんど会社法です(特に株式会社)。初めは細かい数字を覚えるのに苦労します。私は合格ゾーンを中心に勉強していましたが、16年度の本試験では条文を分かっていないと解けない問題が多かったので、半分落としてしまいました。条文を読み込んでおいた方が良いと思います。また、商法は毎年改正されるので、改正情報には気をつけなければなりません。

(3)不動産登記法
 よく初学者泣かせの科目だと言われています。しかし午後の部で1番ボリュームのある科目ですし、書式もあるためしっかりとやらなければなりません。この科目は理論よりも暗記なので、覚えてしまえばそれで終わりです。初めのうち厳しいかもしれませんが、それも慣れるまでです。勉強方法は過去問を回すことが1番ではないかと思います。条文はほとんど読みませんでした。しかし、先例というものが重要です。中には細かい先例もありますが、過去問・答練で出題されたものは、正確に覚えておくべきです。

(4)商業登記法
 商法と深く関連しているため、商法が理解できていないと非常に苦しくなります。この科目も過去問を中心に勉強しました。条文はほとんど読みませんでした。また、ブレークスルーに手続きモデルという図が載せられているおり、添付書類などは、それを見て覚えていました。この手続きモデルという図は、非常に見やすくまとまっており、かなり使えます。

<書式対策>

 書式は択一の延長線上にあるものです。だから択一対策がある程度仕上がっていると、書式も比較的楽に仕上げることができます。また、書式を勉強するに当たり、間違いノートを作ることをお勧めします。

 書式は結構同じ間違いを繰り返すものなので、それを自分に気づかせるために作ります。私はこの間違いノートを本試験の時に持って行き、昼休みに読みました。直前期は毎日、不動産登記法・商業登記法を1題ずつ解いていました。最後のほうは、とにかく数多くの問題をやり込みました。

<大学生活と勉強の両立の仕方>

 司法書士の勉強と大学の勉強は、重なる部分も多く、大学の勉強に対しては不安になるようなことはないと思います。単位もバッチリとることはできます。また、周りにも資格を目指す人が多くいましたので、自分だけ苦しい、といった思いもありませんでした。それに机に向かってやるだけが勉強ではないので、通学途中の電車の中などでもすることができます。それに大学にいる間、ずっと授業があるわけではないので、空き時間を有効に使って講義の復習をやるのもよいでしょう。

 ただ、大学生だと何よりも遊びたい気持ちが強い、ということはあると思います。予備校に通い始めたら、遊ぶ時間が無くなってしまうのでは、という不安は私にもありました。
しかし遊ぶ時間がまったく無くなる、ということはありませんでしたし、自分で工夫をして遊び時間を捻出すれば、それが良い気分転換にもつながります。

 私は大学がある日でも最低5時間は勉強するようにしていました。また、大学は夏休み・冬休みが長いので、その期間に集中的に勉強をすれば、自分でも分かるくらいに能力が伸びます。特に本試験がある年の春休みは勝負です。ここでしっかりとやるかやらないかで、その年の合否が決まると思います。

<最後に>

 司法書士試験は日々の努力を積み重ねれば、必ず合格することができる試験です。しかし、短期合格したいならば、常に「絶対一発合格する」という強い気持ちを持たなくてはなりません。

 私は過去問を中心に勉強し、全科目8〜10回は回しました。過去問なら完璧、というくらいにまで仕上げました。直前期には精撰答練のファイナル編の問題を4〜5回やりました。これくらいやって当たり前だと思います。確かに途中で挫折しそうにもなりました。そんな時は、初めの強い気持ちを思い出してください。そうすれば、簡単には挫折しません。

 皆さんも「絶対一発で合格する」という気持ちを持って、勉強をはじめてくたさい。
2007/12/26(Wed)

My Diary Version 1.21
[ 著作:じゃわ ]