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2018年度合格
田中 敦さんの合格体験記

合格者
一発合格

先生のご指導の下、周囲に支えられ合格!

田中 敦さん

年齢 40歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 電気通信大学大学院 電気通信学研究科 量子・物質工学専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース

弁理士を目指した理由・きっかけ

精密機器メーカーで開発・生産技術等の業務に携わる中、開発の成果を正しく捉えるためには知財の知識が不可欠であると感じました。そこで正確な法知識を学ぶべく、知財部への異動と共に、弁理士の資格の取得を目指しLECでの受講を開始しました。弁理士は理系資格の最高峰ともいわれる難関資格ですが、やるからには絶対に一発合格すると決めていました。

LECを選んだ理由

LECを選んだ理由は多数あります。1つは宮口先生の講義に魅力を感じたこと、次に弁理士受験界で最大級の規模であること、一発合格者を多数輩出した実績があること、ガイダンスで職員の方に親身に相談に乗って頂けたこと、欠席Webフォローなど働きながら学習を継続できるシステムが完備されていることです。宮口先生の講義に魅力を感じたことはもとより、市場シェアが高いというのも重要な要素だと思います。答練や模試などで受験生全体の中での自らの立ち位置を正確に知ることができるからです。

主に受講したコースや講座の名称と受講した感想

宮口先生の「1年合格ベーシックコース」を受講しました。講座を申込む前に、初学者向けのガイダンスで宮口先生の説明から圧倒的な情熱を感じたことを今でもよく覚えています。それでいて語られる内容は端的で無駄が無く、宮口先生なら必ず自分を最短で合格に導いて下さると確信しました。

「1年合格ベーシックコース」は入門レベルから始まって徐々に難度を上げる構成になっており、全くの初学者だった私でもついて行くことができました。テキストはどれも完成度が高く、合格まで繰り返し使用しました。

また、早期申込特典の先取りWeb受講制度を利用すれば、前年度の入門講座を開講前から視聴することができるので、私は2周視聴してから通学講座の開講に臨みました。そのため余裕を持って本講座を受講でき、オプション講座の学習を並行して進めることができました。
なお、「合格ナビゲートゼミ」を併せて申し込むと、安西先生との個別面談を予約することができるようになります。面談では、何をいつまでにどの程度やるべきか等の明確な指示を出して貰う事ができますから、積極的に学習ペース、進捗、成績等を報告するように心がけました。

利用して良かったLECのテキスト・過去問集等の名称と具体的な感想

論文の過去問を学ぶために、ゴールドWeb講座「宮口聡の『理想と現実』答案過去問15年分+α5年分」(以下理想と現実)のテキストを繰り返し利用しました。近年の論文試験は問題数が多く、ときにハイレベルな知識が問われるため、本番で通用する実力を身につけるためには理想と現実は必須だと思います。また、論文は時間との戦いですから反射的に書くべき項目、書かざるべき項目、書かなくても大勢に影響がない項目を判断する感覚を養う必要が有ります。その点、理想と現実の現実答案を繰り返し学習すれば的確な判断をすることができるようになると感じました。

受講した答練や模試の名称と受講した感想

1年合格ベーシックコースに含まれる答練等のほかに「論文実戦答練」を受講しました。答練後の解説講義で宮口先生の簡潔かつ漏れのない模範答案を学ぶことができるため、答練で間違った箇所や誤解して覚えていた知識を的確に修正できるだけでなく、過剰な記載や記載不足も明確になりました。また、提出した答案はLECの細かな採点基準に従って採点され返却してもらえますので、そこに記載されたコメントを復習の際に役立てました。

短答式試験対策で気をつけたこと

9月中旬から「短答基礎力完成講座」(以下短基礎)で知識をインプットしつつ、ゴールドWeb講座「宮口聡の短答REVOLUTION 2018」(以下短レボ)でアウトプットの訓練を開始しました。
短基礎でインプットする知識は膨大で時間的負荷が大きく、インプットとアウトプットのバランスを取るのが難しいところでしたが、安西先生に課されたミッションを確実に遂行することを意識し、逆算して1日ごとの短レボノルマを決め、ひたすら取り組みました。短レボは体系別問題集にも収録されていないような古い過去問まで収録しており、知識の死角を効率的に埋めることができます。しかも解説が充実しており、短答の勉強をしながら重要な青本趣旨を同時に学ぶことができます。繰り返し解説を読むうちに、論文突破に必要な趣旨の何割かを自然と覚えていました。
短レボで多くの問題に取り組んだ結果、2月から3月にかけての短答実戦答練や公開模試では常に50点前後の成績でした。5月のゴールデンウィーク突入後は安西先生に指示された方法に従い、条文の読み込みと、短答を解く力の維持に努めました。

論文式試験対策で気をつけたこと

短答は合格基準が明確な一方、論文はどうすれば合格できるのか皆目見当がつきませんでした。そこで先取りWeb受講制度によって得たマージンを利用し、入門講座と並行してゴールドWebの「宮口聡の論文ヤマゴロ講座2017」で論文の型を学習しました。また、9月から前述の理想と現実を受講し、現実答案を繰り返し書くことで早期に本試験のレベルに触れることを心がけました。同月には安西先生の「論文レベルアップゼミ」の受講も開始しました。この講座では項目ごとの書くべきフレーズを具体的に学ぶことができます。そこで、論文レベルアップゼミで教わる書き方を理想と現実の全文書きにフィードバックし、各項目で書くべき具体的フレーズを当てはめながら過去問を解きました。これにより的確かつブレのない論文の書き方を身に付けることができたと思います。

年が明け、1月から3月には「論文実戦答練」を受講しました。時間内に問題文を読み、題意を把握し、答案構成し、答案を書ききる訓練を積む事によって、本試験に通用する時間感覚、記載量のバランスを身に付けることができました。さらに、ある程度短答試験の目処が立っていたため、4月中は「青本趣旨対策講座」に軽く取り組むことができました。

5月下旬の短答試験から7月初めの論文試験までは約40日しかありません。そこで過去問の答案構成や、特に苦手と感じた問題の全文書きをしました。しかし、題意把握ミスや積極ミスをなかなか無くすことができず、さらには青本趣旨をインプットする必要もあり、もう無理かもしれないと何度も思いました。全受験期間を通じて最も過酷な期間だったと思います。最終的には論文試験直前に実施された「宮口聡の論文サルベージファイナル道場」で感覚を研ぎ澄ますことができたのか、なんとか本試験を突破することができました。

口述試験対策で気をつけたこと

論文試験後は1ヶ月ほど勉強から離れ、羽を伸ばしました。正直なところ、論文に受かっている自信は全くなかったのですが、今年落ちても来年必ず役に立つと考え、8月から口述アドヴァンステキストでの学習を開始しました。口述試験では条文や定義の細かい部分の正確さまで求められる場合もあり、一番注意を払って勉強したかもしれません。また、口述試験ではコミュニケーションが特に重要ですが、答えがイメージできていても言葉にするのは意外と難しく、さらには必要のない事まで答えてしまうと時間をロスしてしまいます。この点、自主勉強会で互いに問題を出し合う練習が一番効果的でした。

通学、または通信での受講のメリットとデメリット

新宿エルタワー本校は自宅から比較的通いやすい距離だったため、通学での受講を選びました。メリットは、週末の講義をペースメーカーとすることで勉強する習慣がつき、中だるみを防ぐことができる点です。また、生の講義で宮口先生の熱気を定期的に浴びることでモチベーションを維持できる点、随時質問できる点、クラスメイトと励ましあう(弱音を吐きあう)ことによりストレスを緩和することができる点も大きなメリットだと思います。

受講したゼミや道場、単発講座の名称と受講した感想

特に安西先生の「論文レベルアップゼミ」は受講して良かったと感じます。論文の学習を始めて最初に戸惑うのは、①答案構成の作り方が分からない、②答案の書き方が分からないという点だと思います。その点、「論文レベルアップゼミ」では必要かつ十分な答案構成の作り方を学ぶことができます。また、項目ごとに書くべき具体的なフレーズをインプットすることで、ブレなく答案を記載することができるようになる為、答案作成速度が向上します。その結果、論文過去問を効率的に勉強できるようになり短期間で論文の実力を伸ばすことができたと思います。

仕事や学業、家庭と勉強の両立のコツ・時間活用術など

当たり前のことのようですが、先生の教えに素直に従い指示を確実に遂行することが、限られた時間を有効に活用するために最も大事なことだと思います。とはいえ、やるべきことは膨大であり、自分の置かれた環境に応じて工夫をする必要があります。私の場合は職場と自宅が遠く、電車とバスを乗り継いで往復3時間半を要したため、通勤時間中にいかに効率的に学習するかが課題でした。そこで、家では講座を視聴しマーカーを引いて学習する、論文の全文書きをするなど、机が必要な勉強を集中して行ないました。一方で、通勤時間はなるべく短答過去問や趣旨の暗記に当てました。バス待ち時間中に街灯や道行く車のヘッドライトを頼りに短答を解いたことも、今となっては良い思い出です。

今、合格して思うこと

この難関資格に合格することができたのは多くの人の支えがあったからに他なりません。特に妻は共働きにもかかわらず、家事などの生活する上で必要なことを全て引き受けてくれました。平日夜や休日に勉強だけに集中することができたのは全て妻のおかげであり、感謝してもしきれません。今後はこの受験生生活を通じて身につけた知識とあきらめない心を生かし、更に精進したいと思います。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

私が言うまでもなく、弁理士試験は極めて困難な試験です。しかし、先生方の教えに素直に従い、周囲の助けを得て、誠実に努力を続ければ必ずゴールできる試験だと思います。受験期間中は挫けそうになる瞬間が何度も訪れますが、あきらめなければきっと道はひらけます。そのためにも、この難関に挑戦することを決めた今の気持ちを大事にしてください。

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