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2016年度合格
Y・Nさんの合格体験記

合格者
一発合格

講座と講師を徹底活用

Y・Nさん

年齢 31歳
受験回数 1回
職業 特許事務所勤務
出身校 東京大学大学院 工学系研究科
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース、学習経験者向け講座
  • ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2016年度弁理士試験の最終合格発表日(2016/11/9)時点のものです。

弁理士を目指した理由

結婚を機に長期的なライフプランを考えるようになり、次第に柔軟な働き方が出来るようにしておきたいとの思いが強くなる中、弁理士の仕事は時間の調整がしやすく、場合によっては在宅勤務も可能であると知り弁理士を目指すことにしました。
また、私は文章を書くことが好きで、英語も比較的得意でした。メーカーでの研究開発の経験もあったので、これらを活かすことができる弁理士の仕事は自分に向いていると思いました。そこで、特許事務所へ転職して弁理士を目指すことにしました。

LECを選んだ理由

初回受験で合格した大学の先輩から、LECの宮口先生の講座を受講していたと聞いたことが、LECを選んだ最大の理由です。自分とバックグラウンドの似ている先輩が薦めているのだから間違いないだろうと考えました。そして、新宿エルタワー本校で行われていた宮口先生のガイダンスを聞きに行き、宮口先生の講義なら最後まで勉強を続けられそうだと思ったので、受講を決めました。

入門講座のカリキュラム・テキスト・講師について

1年合格ベーシックコースには、弁理士試験に必要な内容がほぼ網羅されているので、このコースに含まれている講座をカリキュラムに従って受講することで、着実に必要な知識を身につけることができました。また、弁理士試験は覚えるべき内容が多いため、一度覚えたことでも、いつの間にかすっかり忘れてしまった、という状態になりがちですが、本コースに従って入門講座、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座と進めていくことで、自動的に主要科目四法を三回学習することができ、効率的に知識を定着させることができました。

基本的に、受講した講座のテキスト及び宮口先生のオリジナルレジュメ(通称「宮レジ」)を使用して勉強しました。それ以外に使用したものといえば、条文集、体系別短答過去問集、口述アドヴァンストテキストくらいです。青本に関しては、初回受験では通読する時間は取れないと思ったので、PDFをスマホに取り込んでおき、講義で先生に確認しておくように言われた時だけ確認して、テキストやレジュメに書き写した程度の使用でした。LECのテキストは、図や具体例も用いながら詳しく説明が記載されているので、私のような初学者でも理解しやすかったです。また、一通り学習が進んだ後は、主要条文や主要制度の趣旨などが簡潔にまとめられた「宮レジ」をベースに勉強することで、効率的に重要事項を習得できたと思います。

理系出身の私にとって法律の勉強は未知の領域で、勉強を始めるまでは「全くついていけなかったらどうしよう…」と不安を感じていました。しかし、同じく理系出身である宮口先生の講義はとてもわかりやすく、また、わからないことがあっても質問すれば明快に答えてくださるので、つまずきを感じることなくスムーズに勉強を続けることができました。質問事項が多く、時間がかかってしまったときなどは、先生に申し訳ないなと思う気持ちもあったのですが、宮口先生はいつも気さくに快くご対応くださるので、あまり気兼ねせず質問できました。また、宮口先生の講義では、重要事項をリズムのよいゴロ合わせで繰り返し言ってくださるので、いつのまにか重要事項が脳内で再生されるようになり、暗記の負担が軽減され、ありがたかったです。

短答試験対策で気を付けたこと

9〜2月の短答基礎力完成講座では、復習時に重要事項を「宮レジ」に書き込んでおくと、試験直前期の勉強が楽になると思います。

1月頃からは体系別短答過去問を特許法から順に解きはじめました。枝の○×だけでなく根拠条文も答えられるようにしたほうがよいと聞いていたので、初めのうちは根拠条文も覚えるようにしていました。しかし、わからない問題ばかりで時間がかかってしまい、3月末の段階で特許法・実用新案法までしか終わりませんでした。さすがにこのペースでは試験までに間に合わないと思ったので、条文番号の暗記は諦めることにし、○×とその理由のみ覚えるようにしました。なんとか1周目が終わったのは5月頭でした。

過去問と並行して、3〜5月頭には短答実戦答練を受講しました。身についていない知識を洗い出すツールとして用いるため、答練の各回の範囲の復習と過去問が一通り終わってから取り組みました。試験の1週間前までに過去問の2周目をなんとか終わらせ、試験直前1週間は、過去問及び短答実戦答練で間違えた問題と「宮レジ」の確認をひたすら行いました。

こうして振り返ると、過去問と短答基礎力完成講座の復習をこなすことが私のできる精一杯だったのですが、それがかえってよかったのかもしれません。過去問と本講座のテキストをぼろぼろになるまで繰り返すことが合格のコツだと思います。

論文試験対策で気を付けたこと

7〜11月は論文基礎力完成講座を受講しました。宮口先生が毎回直筆の答案を用意してくださっていたので、現実的で読みやすい答案がどういったものなのかを把握することができました。

1〜3月は、論文合格答練を受講しました。自己流で見当違いな答案を書くのは時間がもったいないと思ったので、問題を読んで簡単な答案構成をした後すぐに解説講義の視聴と模範解答の熟読をし、その後改めて答案構成をし直して答案を書いてみる、という形で取り組みました。

その後は短答の勉強に集中していたので、短答試験終了まではこれ以上の勉強はできませんでした。そのため、短答試験が終わった段階で、青本等の趣旨の暗記も過去問の演習も全くできておらず、論文の書き方さえもすっかり忘れてしまっている状態でした。そこで宮口先生にご相談し、論文の書き方と過去問演習の代用として宮口先生の「論文ヤマゴロ講座2016条約特訓PLUS」を、趣旨の暗記用として宮口先生の「論文最後の悪あがき道場」を受講することにしました。また、並行して論文直前答練と論文公開模試も受講しました。このように、かなり勉強不足な状態だったため不安が募るばかりでしたが、試験で同じ論点が出たら絶対に書けるように、しっかり復習することを心がけました。

答案の書き方には個人差があるので、採点された答案を見て迷いが生じたときは、それまでお世話になった先生に相談して方向性を調整するのがよいと思います。試験直前の1週間は、宮口先生の「論文サルベージファイナル道場」で、毎日朝から晩まで答案の作成と復習を繰り返しました。正直、非常につらかったのですが、この道場では当日か翌朝までに先生が答案を採点して返却してくださるため、その結果を翌日の問題演習に活かすことができました。このような早いフィードバックにより、短期間で実践的な力を向上させることができたと思います。

通学講座のメリット・デメリット

通学のメリットは勉強のペースがつかめることだと思います。一方で、自宅から予備校まで距離がある人にとっては、通学時間が取られることはデメリットになりうると思います。私は、当初は通学での受講を選択していたのですが、土曜日の朝から新宿まで通うのがだんだんつらくなってしまい、途中からは自宅で欠席者用の動画をWebで視聴する形で受講していましたが、欠席者用Webでの受講に切り替えてからも、なんとか勉強を継続することができたのは、通学時代にある程度、勉強のペースがつかめていたからだと思います。

仕事と勉強の両立のコツ・時間活用術など

1月頃までは、仕事が早く終わった平日はLECの自習室で3時間ほど勉強するようにしていました。しかし、仕事が忙しくなるとほとんど勉強時間が取れなくなり、講座の視聴に遅れが生じるようになってしまいました。1月末頃になって「このままでは間に合わない!」と焦りを覚え、仕事で遅くなっても、とりあえず自習室に行って少しでも勉強するようにしました。これにより、強制的に毎日勉強する習慣ができました。今になって思えば、最初からそうしていれば、直前に大変な思いをせずに自信を持って試験に臨めたかもしれません。

仕事と試験勉強の両立のコツは、勉強する場所を決めて、とにかく毎日少しの時間でもその場所に行くこと、そして、多少進みが遅れても最後には取り戻せると信じて諦めずに勉強を進めることだと思います。あとは、自分が勉強に充てられる時間に合わせて、勉強内容を厳選することも大切だと思います。

今、合格して思うこと

試験直前期の体力的にも精神的にもつらい生活はもう二度としたくないと思っていたので、晴れて解放されることとなってほっとしています。初回受験であったことや自らの計画性の無さもあって、合格に足る勉強量では全くなかったと思いますが、それでもなんとか合格することができたのは、いつも適切なアドバイスを下さり、励ましてくださった先生方のおかげだと思います。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

弁理士試験は、方向が間違ってさえいなければ、基本的に努力が報われる試験だと思います。LECの先生方は豊富なご経験からその然るべき努力の方向について熟知されていると思いますので、節目節目で先生に相談するようにすれば、努力の方向を間違えることはないと思います。言い方は悪いですが、一度受講を決めたら、その講座と先生を利用し尽くすくらいの気持ちで取り組むことが合格への近道だと思います。がんばってください。

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