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2014年度合格
S・Sさんの合格体験記

合格者
一発合格

有限にして極めた1年半

S・Sさん

年齢 37歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 関西大学大学院 工学研究科 応用化学専攻
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース、中上級者向け講座
  • ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2014年度弁理士試験の最終合格発表日(2014/11/11)時点のものです。

弁理士を目指した理由

私が弁理士の存在を知ったのは、大学生の頃でした。どんな事をする仕事か、詳しくわからないまま、国家資格ということだけで漠然と憧れていたのを覚えています。
その後就職をして、研究開発職に就き、業務で特許を出願するようになりました。出願の際に、私が在籍している会社では特許の明細書作成などを特許事務所にお願いしており、弁理士の方と何度も打合せをしました。打合せにおいては、技術と知的財産の両面から適格な指摘をいただき、弁理士の方の幅広い知識に驚かされました。そのとき、研究開発をする側も技術だけでなく、知的財産の知識が必要であり、それを身につけることで、大きな武器になると感じました。
大学生の頃に漠然と憧れていたこともあって、知的財産の知識を身につけるのならば、弁理士の資格を取得しようと思い、弁理士試験を受験することを決心しました。

LECを選んだ理由

弁理士試験を受験することを決心し、インターネットで受験予備校を調べました。資格試験を受けるなら、絶対に予備校に通った方がいいという妻の薦めがあったからです。
インターネット上で評価の高かったLECの家から一番近い神戸本校の渡辺先生の生ガイダンスに参加しました。ガイダンスでの話を聞いて、すぐに1年合格ベーシックコースを申込みました。このとき直感で、渡辺先生についていこうと決めました。渡辺先生の話は聞きやすく、弁理士試験の詳細や勉強方法も現実的な内容で、仕事と勉強を両立しなければならない自分に受け入れやすいと感じました。

入門講座のカリキュラム・テキスト・講師について

「1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース」は、法律知識がほとんどない初学者の私にはピッタリのコースでした。入門講座、論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座の順に演習・答練でアウトプットもしながら全体を3周回してインプットを重ね、その後のアウトプット完成コースで問題を解く力をつけていく。カリキュラムとテキストに沿って勉強をしていくだけで相当な力がついたと思います。

渡辺先生のオリジナルテキストには、青本の重要な箇所の抜粋が掲載されており、入門講座時から青本知識をインプットすることができました。また、渡辺先生の講義では、口述試験の練習がほぼ毎回あり、知識の習得度の確認になり、口述試験合格の手助けになりました。早い時期から口述試験の練習をしていて本当に良かったと思っています。

短答試験対策で気をつけたこと

私は、渡辺先生がおっしゃっていた「有限にして極める」ということを心がけました。

仕事をしながら勉強をしていると、平日はあまり多くの時間を勉強に使えないので、短答本試験の2ヵ月前ぐらいからは、短答過去問と四法対照法文集だけで勉強することにしました。多くの問題やテキストを勉強しても、時間的に全てが中途半端になると考え、短答過去問の問題だけを完璧にすることを目指しました。問題の各肢を解き、答えと理由の両方が解らない場合は、短答過去問の解説と四法対照法文集を読込みました。答えだけでなく理由を思い出せない肢がなくなるまで、短答過去問を回そうと考えていましたが、受験勉強開始時から5周回したところで、短答本試験を迎え、結局、全ての肢を潰すことはできませんでした。

私は短答本試験1ヵ月前の模試でも合格点を取ることはできませんでしたが、諦めなくて良かったと思います。模試と本試験は同じではありません。模試から本試験までの1ヵ月でまだまだ点数は上がるので、模試の点数が悪くても絶対に諦めないで欲しいと思います。

論文試験対策で気をつけたこと

論文基礎力完成講座、Lゼミ、論文合格答練の採点で、私は何回か合格点を取ることができました。合格点が取れたときと取れないときの答案を比較すると、取れてないときは題意把握から間違えていました。逆に、題意把握ができているときは、ある程度点が取れることに気づきました。

短答本試験後には、論文の型(書き方)はある程度できていると考え、論文本試験までは題意把握に注力することに決めました。カリキュラム中の「論文直前答練」と「論文公開模試」以外での論文全書きはせず、答案構成のみを行いました。これにより、短答試験後から論文試験までの短い期間に多くの問題を解くことができました。

通学講座のメリット・デメリット

私は毎週土曜日の9:30から20:00(あるいは16:30)まで講座を受講していました。毎週決まった時間に強制的に予備校に通うというのは、時間の融通が利きませんが、勉強の意識を保つのに良かったと思います。仕事がどんなに忙しい週でも、週末に講義を受けることで、次の週には、また頑張って勉強することができました。通学講座を受講していなければ、仕事の忙しさを理由に、ズルズルと勉強をしない日が続いたかもしれません。

通学講座の良い点は勉強仲間ができることです。特に私が受講したコースは、メンバーに恵まれていたと思います。みんなが勉強を頑張っていると、自分も頑張ろうとモチベーションが上がるし、同じ資格を目指す仲間にしかわからない話をすることで、勉強のストレスも解消されました。本試験の日にも、知り合いが同じ試験会場にいるので、少し話をするだけで緊張がほぐれました。口述試験は前日入りだったので、同じ日程の勉強仲間とホテルで一緒に口述の練習をして、落ち着いて試験に臨めました。モチベーションの高い勉強仲間がいることは、受験勉強に非常にメリットがあると思います。

仕事と勉強の両立の仕方

勉強時間を捻出するために、最初に新聞をとるのを止め、次に読書、テレビを観るのを止めました。空いた時間はなるべく勉強時間に充てるようにしました。

仕事をしていると、平日はあまり勉強時間が取れないので、通勤時間の往復約1時間30分と昼休みの約30分は毎日勉強しました。家では夜1時間ぐらい勉強していました。平日だけでは勉強時間が足りないので、休日には予備校の自習室を利用し、10時間ぐらい勉強しました。家族の理解があったからこそ、休日に平日の勉強不足を補うことができたのだと思います。特に各本試験1ヵ月前は、土日両方(短答試験前はGW全日)を勉強の日にさせてもらいました。平日の隙間時間の活用と休日の自習室通いで、私は勉強時間を確保しました。

今、合格して思うこと

受験勉強を始めてから、最終合格までの約1年半の間、周りのいろんな人達にたく助けてもらいました。特に家族の支えは大きく、短答試験、論文試験、口述試験の各本試験前の休日は、全てLECの自習室にこもっていたので、妻に子供2人を任せっきりにしてしまい、子供達には寂しい思いをさせていたと思います。合格したときは非常に嬉しかったですが、それ以上に家族が喜んでくれたことの方がもっと嬉しかったです。今、合格の喜びと自分を支えてくれた家族、周りの人達への感謝の気持ちでいっぱいです。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

弁理士試験は努力が報われる試験だと思います。勉強をした分、自分の力になります。
弁理士を目指そうと決心された方は、決心したときのモチベーションの高さを忘れないように、勉強を頑張ってください。私も受験勉強は終わりましたが、いい仕事ができる弁理士になれるように、勉強を続けていきます。共に頑張りましょう!

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