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2014年度合格
M・Tさんの合格体験記

合格者
一発合格

一日1つずつ

M・Tさん

年齢 30歳
受験回数 1回
職業 メーカーの研究員
出身校 大阪大学大学院 生命機能研究科
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース、中上級者向け講座
  • ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2014年度弁理士試験の最終合格発表日(2014/11/11)時点のものです。

弁理士を目指した理由

祖父が弁理士だったので、弁理士という仕事には馴染みがありました。人生80年と考えると、手に職をつけて一生続けられる仕事をと思い、弁理士を目指そうと思いました。

LECを選んだ理由

LECを選んだ理由は合格実績が高いこと、駅から近くて通いやすいこと、などですが、一番の理由は江口講師のガイダンスを聞いて、この先生についていけば大丈夫だと思ったからです。重要な部分とそうでない部分に軽重を付けたメリハリのある勉強法、いかに効率よく、短時間で高い得点を取るかという先生の指導方針に共感し、先生の講義はきつそうですが、ついていくことができれば、短答試験に合格できるのではないかと自分で納得して決めました。そのため講義が始まった後は迷いなく勉強に打ち込むことができました。

受講コースについては、1年合格を最初からあきらめたくなかったので、1年目から論文のアウトプットまでパッケージになっている1年合格ベーシックコースを選びました。

条文の趣旨に関しては、まとめて頭に入れたかったので別途、論文趣旨大局講座を受講しました。苦手意識のあった著作権法と条約は、江口先生の選択と集中の講義を受講して補いました。

入門講座のカリキュラム・テキスト・講師について

カリキュラムについては、入門講座の後に論文基礎力完成講座があったことが良かったと思います。早い段階で論文を書く上で自分の特性と欠点(書くスピード、題意把握力、問題文読み間違い等)を知ることができ、論文試験直前期の答練で何について対策をすればよいのかが明確になっていたと思います。

その他の講座については、条約に関して、江口先生の「選択と集中」のWeb講座を受講しました。必要なポイントがコンパクトにまとまっていて、どこを勉強すればよいのかが分かり、一人では諦めてしまいそうな下三法も得点につなげることができました。 条文の趣旨に関しては論文試験前に「論文趣旨大局講座」で取り組んでいたおかげで、口述試験直前に青本を読んでもすっと頭に入ってきたと思います。

使用テキストについては、条文で覚えにくい箇所がLECのテキストで表にまとめられていたので、四法対照法文集の条文に写して常に確認できるようにしていました。
江口先生のオリジナルレジュメ、特に「コアレジュメ」は本来なら自分でまとめて覚えるべき項目がすでに一覧になっており、非常に重宝しました。表になっているので、要件が何個あるか、などを図として頭に入れることができたのもよかったと思います。「コアレジュメ」は肌身離さず持ち歩きました。最後の口述試験のときは、お守り代わりにしていました。

担当講師の江口先生は、講義の後や合間に出待ちして質問に行っても快く教えてくださり、とても感謝しています。講義の中では要件だけでなく、なぜその条文があるのかの背景をきちんと説明してくださったので、暗記の際の手助けとなりました。また、重要な部分は何度もおっしゃってくださるので、自然と頭の中に入っていきました。
私は一貫して江口先生の講義を受講しました。そのおかげでどの講義を受講しても統一性があり、理解が早まったと思います。

短答試験対策で気をつけたこと

入門講座は趣旨と条文の理解に重点を置きました。通勤時間を利用して講義で習った箇所の要件を、できる限りその週のうちに覚えるようにしました。短答基礎力完成講座ではヤマをはるのではなく、どの科目も一度は目を通すことを心がけました。短答実戦答練では、条文レベルの問題で間違えたところは徹底的に復習しました。過去問で直近3年分は3回解き、残りは苦手範囲を中心に1回は解きました。3回以上間違えた問題は別のノートに書き写し、直前期の復習に使用しました。また、過去問で間違えたところは必ず条文を読み返すようにしました。

本試験では下三法、特に著作権法と条約を捨てなかったことが得点につながったと思います。条約は日本の条文を忘れた際に手助けとなる場合もあると思って直前期に思い切って時間(一日に1教科1時間程度)をかけました。あとはTRIPSなどの条文数は多くても条文通りに問われるような範囲については、寝る前に条文を1ページ読んでから寝ることを心掛け、とにかく毎日少しで良いのでその科目に触れることにしました。

論文試験対策で気をつけたこと

夏から勉強を開始したこともあり、まだ入門講座の知識が頭に入っていない状態だったので、論文基礎力完成講座では書き方の作法を学ぼうと思いました。講義後の1週間で先生のレジュメにあった問題を一日1問、一から自分で紙に書きました。実際の答練では、良いのか悪いのかはわかりませんが、前日に解答の論点の部分のみを見て、その論点に関する要件は頭に入れたうえで、1週間の書き込みの成果を試すために答練に臨みました。次の論文合格答練では時間内に論点を漏れなく抽出できるかどうかを目標としました。

論文直前答練では書き方のお作法はマスターしたものとして、題意把握ミスをしないこと、項目落ちをしないこと、書いたことが全て得点につながっているか否か、に重点を置きました。論文の過去問は15分で答案構成ができるかどうかの練習に用いました。書き馴れてないことで最初の一文がなかなか出てこない場合が多かったので、答練の時にさくっと出てこなかったフレーズ(たとえば要件がやたら多い条文等)や、よく使うフレーズは小さいノートにまとめ、次回同じ論点が出題された時に参照できるようにしておきました。

通学講座のメリット・デメリット

通学のメリットは教室内に緊張感があるので眠くならない、わからないことがあればその場で先生に質問ができるところです。できる限り講義中に条文を理解し、趣旨を暗記することを意識しました。質問が出るかどうかで自分の理解度をはかることができたと思います。また、日頃から講師の先生方に質問に行っていたおかげで、先生方の前で緊張せずに普通に話す、という訓練となり、結果的に口述試験対策にもなったと思います。
デメリットは通学で疲れてしまうので自宅に帰ってから勉強があまり進まなかったことですが、意識次第だと思います。

今、合格して思うこと

1年で合格できたことは本当にラッキーだったと思います。今振り返ると、論文直前期も口述直前期も勉強時間が足りず、諦めそうになった時期がありました。そんなときに家族から何があるかわからないから諦めずに一生懸命やってみなさいと励まされ、最後まで、特に試験中も諦めなかったことが非常に大きかったと思います。

また、講師の先生や講義スタイルが自分に合っていたことや、長期戦となる受験生活の中でなるべく普段の生活リズムを崩さずに続けたことも、大きな要因だと思います。

これまでは、とにかく合格することが目標でしたが、今後は弁理士資格をどのように活かしていきたいのか、もっと広い視野を持って考えていきたいと思います。今まで支え、見守ってくれた家族や友人、講師の先生方に心から感謝いたします。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

私は少なくとも3回、入門講座で商標法に入った時、論文基礎力完成講座に入った時、短答実戦答練で意匠法の答練を受けた時、もう今年はダメだと思ってふて寝したことがあります。ですが、一度湧いた意欲は2・3日寝ればまた復活します。焦らずに自分のペースで長い受験期間を乗り切ることが大事だと思います。

また、短答試験、論文試験ともに試験中にパニックになることや疲れてきて諦めそうになる瞬間があるかもしれません。パニックになりそうなとき、私は今まで教わってきた講師の先生方を思い出し、先生ならどう答えるかを考えることで落ち着きを取り戻すことができました。どうしようもなく疲れていたり、仕事でしょぼくれて帰ってきたときでも、まとめて明日やろう、ではなく、条文を1行だけでも読んでほしいと思います。あの時期は何もしなかった、という事実は直前期の自分にとって非常に重い足かせになります。反対に、どんなにしんどくても毎日必ず1個は勉強してきた、という事実はとてもとても大きな自信につながると思います。

この文章をお読みくださった方、お一人でも多くの皆さまにとって、合格への一助となれば幸いです。

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