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2012年度合格
T・Sさんの合格体験記

合格者
一発合格

『繰り返し繰り返し』が合格へのカギ

T・Sさん

年齢 32歳
受験回数 1回
職業 会社員
出身校 北海道大学大学院 医学系研究科
受講講座 1年合格ベーシックコース+アウトプット完成コース、中上級者向け講座
  • ※掲載年齢について…掲載している合格者の方々の年齢は、2012年度弁理士試験の最終合格発表日(2012/11/9)時点のものです。

弁理士を目指した理由

弁理士試験を受験する前は、とある医療機器メーカーで開発担当をしておりました。そこで、特許事務所の弁理士の先生方と特許出願について何度かやり取りをする機会があり、それが弁理士という職業に触れた初めての機会でした。
もともと、自分の腕一本で食べていく士業に興味を抱いており、その中でも、特許という技術的専門性の高い弁理士は、自分の知識も活かせる職業なのではないか?と考えはじめました。私は、大学では機械工学科にいましたので、他人の発明についても興味がありました。それに加えて、クライアントの依頼を聞いて解決に導く仕事を目の当たりにし、自分が一生の仕事とするのは弁理士だ!と考えたわけです。

LECを選んだ理由

弁理士の受験予備校はいくつかありますが、中でも、LECは大規模な予備校になると思います。LECを選んだきっかけは、サイトにある宮口先生の体験講義でした。
独特の語り口で、難解な法律用語も例え話で飽きさせない講義を展開し、最初見たときに「なんなんだこの先生は!?」と思ったものです。実際ガイダンスに参加してみて、長く続けるなら宮口先生がいいかも、と考え、1年合格ベーシックコースを申し込むことにしました。

入門講座のカリキュラム・テキスト・講師等について

私が選んだのは4月入学の、通学による入門講座です。宮口先生方式の色分けが分かりやすいので、予備知識ゼロからでもすんなり入っていけました。心がけていたことは、必ずDVDで予習をしてから通学での講義を受ける、ということです。
私は1回聞いたぐらいではすぐ忘れるので、インプットを2回にすることで、記憶をよりよく定着させました。さらに、DVDの講義では独特の宮口ワールドが展開しますので飽きずに講義映像を見ることが出来ました。むしろそれを見るために2週先、3週先の講義のDVDを見ていました。

通学講座のメリット・デメリット

私は通学講座を選択したのですが、通信講座と比較して通学講座の最大のメリットは、モチベーションを定期的に上げてくれるということです。講義内で受講生に順番に答えさせるため、眠くはならないし、自分の知識量がどのレベルにいるのかも分かります。「今の段階でこれが出ないと黄信号ですよー」という言葉にはよく奮起させられました。また、仲間と分からないところを教えあったりできるのは大きいと思います。教えたり、教えられたりすることは、知識を確かなものにするには最適です。

短答試験対策で気をつけたこと

「短答試験はカッコ書きや但し書きが狙われます」と言われたとき、愕然としました。こんな細かいところまで覚えられるか!と感じたのは自分だけではないはず。
私は問題を解くことで記憶を定着させる人間なので、短答試験はとにかくアウトプットの回数を増やしました。その目的は、教材の購入費の節約と、本当の自分の弱点を見つけることです。問題は必ず間をあけて2回は解くようにしていました。内容はほぼ忘れていますので、新しい教材を買う必要はありませんし、前回も間違ったのなら、そこが弱点で強化すべきところと気づくからです。

私の短答対策は、過去問、短答基礎力完成講座での答練、短答直前の実戦答練、模擬試験です。過去問は12月に1回、3月〜4月に1回、直前期に1回と3回やりました。そして覚えているものは復習しません。不正解のもの、正解したけど理由が分からないものに絞って復習します。特にややこしいところは単発で勉強しても頭に入らないので、一覧表を自分で作成し、色分けして覚えました。例えば、特許権や実施権の譲渡・放棄での承諾人や、外国語書面出願・国際出願で翻訳文が必要な手続きと必要でない手続きなどです。そうすると不思議なもので、手を動かすという作業の過程で覚えます。また、表を作ることで、法則のようなものが見えてきて覚えやすくなります。

また、LECの一問一答集は、ほぼすべての条文が問題となっていますので、知識を総整理するのに最適です。もちろん、これだけでは癖のある短答試験の問題には対応できませんが、短答の講座が始まったら、早い段階で一通り済ませておくことをお勧めします。そして2月ごろもう一度やってみます。
何度も過去問を解いていると、問題文の書き方で自ずと正解が分かってきます。
どう勉強しても変なところから出題される、という悪名高いPCTはそうやって乗り切りました。勘というのは決してでたらめなどではなく、経験を重ねることで身につくものだと思います。

論文試験対策で気をつけたこと

論文もやり方は短答の時と基本的に変わりません。アウトプットの反復です。私がLECで受講した1年合格ベーシックコースに付いていた、論文基礎力完成講座・論文答練・論文模試、それと過去問です。これで十分合格できる内容を含んでいるということです。

論文は、答練を受けているとどう表現すれば減点されないかが分かってきますので、論文の学習では、構成の骨組みをしっかりする訓練に重きを置きました。論文では、特許なら1問当たり1時間しか割り当てられていないわけですから、丁寧に書いていたのでは時間が足りません。そこで、答案構成に少し文章を付加した程度の答案を30分くらいで作成します。そして、模範答案と照らし合わせて、落としてはいけない項目、できれば落としてはいけない項目、落としても問題ない項目、といった重要度に分けて、落とした項目や間違った項目を別ノートにまとめておきます。その後、違う日にもう一度やって、同じ箇所を書けるかどうかで弱点を潰していきました。宮口先生の論文構成道場は、答案構成だけをひたすら行う講義だったので、とても役立ちました。さらに今年度は、本試験が先生の作成された問題に似ていたのです!思わずにんまりしてしまいました。

合格して思うこと

合格して思うのは、LECで1年間学んだ内容に合格の要素が詰まっている、ということです!私は、市販の分厚い問題集も買いましたが、結局やる暇がありませんでした。それよりも、勉強時間をLECの答練や模試の復習に充てたほうが有意義だと思います。宮口先生がおっしゃっていた、「100個のあやふやな知識より10個の確かな知識を!」というのは本当に的を得ていると思います。「色々な知識を仕入れなきゃ合格ラインに立てない」と不安になる気持ちは分かります。しかし、何度も言ったように、過去問とLECの講座・答練・模試などの復習で十分です。

これから弁理士を目指す方へのメッセージ

「業界は競争が厳しくなってきている」とよく聞きます。合格祝賀会でもその話題が出ていました。そのような逆風の中、合格への最後の鍵は、結局はモチベーションになると思います。私は、モチベーションを上げるためにLEC主催の弁理士実務家講演会によく参加していました。講演をするくらいですから、業界では何かしら独自のものを持って活躍されている先生方です。そのため、その話を聞くことはとても刺激になり、進路の参考になります。つまり、目標を合格の先に置いておくことです。弁理士試験は難しいですが、意志があれば時間がかかっても合格できると思います。皆さんの合格を心から応援致します。

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