Q.合格体験記などにレジュメという言葉がよく登場しますが、レジュメとはどういうものなのでしょうか?12/26更新A.レジュメとは、弁理士受験界では、論文問題に対する答案の内容を簡潔にまとめたものとして用いられます。 レジュメとは、フランス語(resume)で論文などの結論や過程を簡潔にまとめたもの指します(レジメともいう)。広い意味では論文以外のものについても簡単にまとめたものに対して使用され、配布資料やプリントといった意味でしかない場合もあります(法学部の先生はよく「今日配ったレジュメの○頁を〜」という感じで授業されますが、そこで配られたものは別に論文というわけではないことも多いです)。 弁理士の受験界でよく「レジュメ」と呼ばれるものは、そのような広い意味ではほとんど使われることなく、まさに「論文問題に対する答案の内容を簡潔にまとめたもの」として使用されます。ゼミや講座などでは毎回配布する答案例や箇条書きにまとめたもの等をレジュメと呼び、そういった答案例等をまとめたものを「レジュメ集」と呼んでいます。特に、特定の書籍などを指すのではなく、広く一般的に用いられています。 LECで出している出版物では、「論文アドヴァンステキスト」や講座や答練で配布される「解答例」がレジュメに相当することになります。 よく「レジュメを覚えなさい」と言われますが、これはレジュメの内容を丸暗記するという意味ではありません。正しい理解をしてしまえば、それは覚えてしまうのと同じことなのです。意味もわからずにレジュメの文言を暗唱できるようになっても(たまにそういうことができる方もおられますが)、実際の本試験で出題されるような事例・応用形式の問題が出たときには、まったく歯が立たなくなってしまいます。 過去には同じような問題が繰り返し出題されていることもありましたから、そういった暗記重視の勉強方法が比較的近道だった面もありますが、近年は、話題となっているテーマや判決例などを素材とした問題が出題され、テーマは同じでも聞き方はほとんど異なります。まったく同じ問題は二度と出題されないと言ってもよいでしょう。 また、話題となった有名な判決例も、あくまでも素材として使用されているだけなので、結論だけを覚えてしまっても、理論の流れを把握しておかないとまったく意味がありません。ですから、基本問題のレジュメは、あくまでも知識の確認用として用い、正しい理解を心がけるようにしてください。 そのためには、基本書は何度も読み返す、わからないところがあったら何度も考える(それだけをずっと考えていてはダメですが)、条文はこまめにひく、等の基本的で地道な努力が積み重なって実力がついていき、その実力が一定の量に達したら、だいたいのことはわかるようになっていきます。なお、全部を理解しなければダメというわけではありません。ここはどうしても理解できないので「とりあえず」暗記してしまおう、といった臨機応変な対処も必要です。 弁理士試験に合格された方も、すべての点について完全に理解しているわけではなく、その地点に到達する前でも合格してしまうものなのです。合格された方たちは、たまたま自分の完全に理解しているところから出題されたというだけでなく、自分の完全に理解しているところ以外から出題されたとしても、それまでの自分の理解と応用力をもとに対処することができたということなのです。 |
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