弁理士試験サイトトップ > その他Webサービス > 受験生のためのQ&A >

Q.短答過去問集の利用法は?(LBM No.46&51を修正)

A.短答試験の過去問集を効果的に使用するにはいくつかのポイントがあります。


ポイント1 近年3年分を中心にすること

近年3年分に中心をおき、過去6〜7年分、余裕があれば過去10年分まで検討してみてください。

ただし、良かれと思い、過去15年分、20年分とさかのぼっても、出題傾向が当時とは異なるため、かけた時間ほどは効果が無いように思われます。


ポイント2 繰り返し解くこと

最低3回程度(できれば5回程度は)は繰り返し解いてください。このときに、不正解であった問題を必ずチェックしておくことを怠らないでください。

その結果、複数回間違えた問題は自分の弱点となる問題なので(何年経っても自分にとって苦手問題の傾向は変わらないことが多いものです。)、特に気をつけてチェックしておき、本試験直前に再度見直すようにしてください。


ポイント3 枝ごとの検討からはじめること

枝ごとの検討からはじめ、徐々に問題ごとに移行していってください。

初心者のうちは、あえて枝ごとに問題を解いていくことをお勧めします。問題ごとに解いていくと、正解が得られればそれで満足してしまい、正解の枝ではない部分の理解がおろそかになる傾向があるからです。
これを避けるために、例えば、各問題の1番目の枝ばかりを解いた後、2番目の枝に進むのも効果的です。

こうすれば、問題ごとの答えが目に入ってきても、余計な先入観なしに進めることができてよいのです。


ポイント4 練習の素材として使用すること

ただし、過去問はやり過ぎないように注意してください。過去問の問題文から答えまで覚えてしまっているような状態になってしまうと、かえって実際の試験で間違えてしまうことがあります。

過去問と全く同じ問題が出た場合にはよいのですが、次回の本試験で微妙に問題を変えたような問題が出たときに、過去問をやりすぎてしまったがゆえに微妙な問題文の相違に気づかずに間違えてしまうということがあるからです(問題文が公表されるようになってからは、過去問とまったく同じ文章という問題は皆無になりました)。あくまでも練習の素材として使用すべきで、知識の獲得のためには、例えば青本とリンクした形で進めることとをお勧めします。

具体的には、過去問集の根拠条文となっている所や、解説に引用されている部分及びその関連部分を熟読していくとよいでしょう。過去に問われている部分はもちろん重要ですが、その関連部分もよく出題されています。改正本、各法の審査基準も重要です。


ポイント5 割れ問の検討には時間をかけすぎないこと

いわゆる割れ問の検討については時間をかけすぎないようにしましょう。

割れ問とは、答えがどちらともとれる問題のことをいいますが、過去問の中にはこれが結構存在します。このような問題は受験機関や合格者の間でも見解が分かれており、それ以上こだわって検討する意味はあまりないと思われます。他の問題に時間を割いたほうが遥かによいといえます。実際の本試験でも「この問題は解答が割れそうだな」くらいの判断ができる程度にしておけば十分でしょう。

最近では、この割れ問が全問不正解であったとしても、基本的、標準的な問題がしっかりとできていれば、十分合格できるからです。


ポイント6 講座とリンクさせて進めること

受講している短答答練、各種講座やゼミと範囲をリンクさせて進めるとよいでしょう。

人それぞれ過去問を解きはじめる時期に差があると思いますが、せっかくやるのであればそのとき受講している講座やゼミ(論文対策のものでも構いません)の範囲をペースメーカーとして進めるとよいでしょう。短答の知識が、論文の講座やゼミにも生かされ相乗効果が期待できるからです。


ポイント7 過去問に取り組みだす時期を考えること

そもそも、いつから過去問に取り組んだらよいでしょうか。

合格経験者は基本的には去年勉強したイメージでまた取り組めばそれでよいと思いますので、問題はないでしょうが、合格未経験者にとってはこの問題は重要です。

基本的には、論文答練の時期が終了する頃から始めるべき、とも考えられますが、時間に余裕がなかったり、非常に短答が苦手であるという人にとっては早めにスタートするとよいでしょう。

早めにスタートするといっても、1月からは論文答練に参加する人も多いことでしょうから、論文と短答の勉強スケジュールを切り離してしまうと勉強がやりにくいと思う人もいることでしょう。

論文答練は出題科目が特実、意匠、商標と1週間ごとに変わっていき、それが繰り返されるのが通常です。論文の勉強については、論文答練をペースメーカーに週変わりで各科目の勉強をしていくことになりますね。短答式試験に不安がある人は、早い段階から短答式試験の準備を、この論文答練の勉強スケジュールに便乗させてしまいましょう。

例えば次回の論文答練が特許法であれば、1週間のうち、1日、2日を短答の準備に当てるという計画を立てると良いでしょう。その際、総則の部分は論文答練の準備にならないので、あくまでも論文の基本レジュメのテーマになるような部分についての問題を解いてみるなどするようにして少しずつ準備を始めるとよいでしょう。

とはいっても論文の勉強と短答の勉強とでは求められる内容に違いがありますので、この方法ではうまくいかないと考える人もいるかもしれません。そのような人は、論文答練とは進行状況が切り離されてしまいますが、短答答練を受講するというのも手です。短答答練は範囲が区切られていますので、その進度に乗ってしまうとよいでしょう。


短答答練の受け方としては、(a)必死に勉強をして良い点数を取るようにする。(b)準備は条文を読むくらいに留めておき、復習を重視する。 という二つのやり方があります。

(a)のやり方で進める人は、短答過去問集を先にやっておき、自分に欠けている知識を補充し、その内容を四法対照条文集や短答アドバンステキストなどの自分なりの資料に書き込んでおくようにしてして準備を進め、短答答練直前にはその資料を見なおして受講するようにするとよいでしょう。

(b)のやり方で進める人は、短答答練前日や当日には、出題範囲の条文や青本を読んでおくくらいの軽い準備で短答答練を受けます。その場合は点数は低くても良いわけですから、短答答練を受けている最中に復習のポイントをピックアップしておく、などの作業をしておきましょう。

受講後は自分が弱いところが明らかになっていると思いますので、知識が薄いところを補強して上述した自分なりの資料を補強しておきましょう。 その後で過去問を解いていく、ということで知識を万全にしましょう。

短答ゼミに参加するというのも手です。短答ゼミといっても、受験機関のゼミ、私ゼミ、など種々あると思います。友人と組んで定期的に集まって短答の勉強を進めわからないところをぶつけ合うということもできます。

講師に短答の過去問を解説してもらえるようなゼミを利用する場合は、わからないところについては全面的に講師に頼ることができるので、ゼミの進め方に合わせて予習復習を繰り返していけばよいでしょう。その際、自分なりの資料を充実させておき、試験の直前にその資料を何度も見なおして試験に臨むようにしましょう。

過去問は何度か繰り返すことが重要であるとはいっても、短答過去問集だけをやればよいわけではなく、条文をきちんと理解していることが重要です。


それではみなさん、頑張って下さい。


2009年向け中上級講座のご案内

■特別公開講座(無料)
12/16(火)
論文答練<実戦編>オリエンテーション
 19:00〜 新宿エルタワー 宮口
12/19(金)
論文答練<実戦編>オリエンテーション
 19:00〜 水道橋 納冨
12/20(土)
論文答練<実戦編>オリエンテーション
 14:00〜 梅田駅前 宮口
12/23(火)
論文答練<実戦編>オリエンテーション
 19:00〜 横浜 宮口

■開講している講座
<短答対策講座>
条文逐条講座
夏の短答過去問演習
2008年本試験解説講座<短答編>
秋の短答答練
<論文対策講座>
論文マスター講座
論文マスター答練
論文講座<知識編>
論文講座<構成編>(前期)
論文答練<応用編>
2008年本試験解説講座<論文編>
合格者の再現答案から見る論文合格基準講座


おすすめコースと講座
2008年合格目標初級講座
お問い合せ
LECコールセンター
0120-35-5005
携帯電話・PHSからは
03-5913-6001
【月〜金】9:30〜20:00
【土日・祝】9:30〜17:00

お問い合わせフォーム

資料請求フォーム
パンフレットをお送りします。